自分の意見を持つことが苦手…ちょっと意識を変えることからはじめよう
考えたことをつたえることや意見をまとめることってしんどいなー
考えや意見を伝えることや話をして、その話の内容をまとめる時には、様々なしんどさを感じることがあります。意見は、社会の中や身の回りで起こる様々な事柄に対して、自分自身の考えや価値観、経験や体験を通して感じたこと、思ったこと、考えたことを言葉(音声としての言葉だけでなく、文章や手話なども含む)にして表すことだと思いますが、そのことにしんどさを感じる方もおられるのではないでしょうか。
こんな声を聴きます。
「何を頭の中で考えていいのかわからない。」「頭の中で整理ができない」「思いつくのだけれど、意見としてまとまらない。」「どのようにまとめていいかがわからない。」
色々と思い浮かぶが、整理をすること、話すこと、伝えることの苦手さが次へのハードルになっています。
「話すのが苦手で恥ずかしい。」「間違えたらどうしよう。」「言った意見を否定されたらどうしていいかわからない。」
さらに、話をまとめようとすると、さらなる難題が出てきます。
「人によって違う意見や考えがある。」「たくさんの意見を一つにまとめることができない。」「限られた時間の中だと、無理だと思えてしまう。」
このように考えると、思いや意見を言う事、話すこと、コミュニケーションそのものがいやになってしまうことがあります。
興味をもって、ちょっと真剣に考えることからスタート
「なぜなんだろう?」「どうしたらいいのだろう?」「本当に正しいのだろうか?」いろいろなことに興味を持ち、その事柄に対して、ちょっとでいいので「?」(はてな)という気持ちで見つめてみることからはじめていただければと思います。
その「?」(はてな)の思いが、自分自身のなんでそう思ったのかという、明確な思いにつながっていくスタートでないでしょうか。
興味や関心を少しでいいので持ってみることを意識してみて下さい。
きっと何かが見つかり、思い(意見)が芽生えてくるはずです。
意見を言うことが苦手なんだと話してくれた LA PLUSのメンバーがいました。どうしたら意見が出せるだろうと意識して考えることを続け、気がつけば、たくさんの思いや意見を、自分たちが気づかないうちに表すことができるようになっています。
先だっても、ある新聞記事の特集から「スマホを使う派?使わない派?」について話をしました。
「ぼくは便利なので活用している。使った方がいいと思う。」「でも、利用料が高いので、給料がない今は、使えない。もっと、安くなればいいのに。」「こんな使い方もできるで・・・」と、話をすすめるうちに、アドバイスができるまでになっています。
興味を持って、真剣に考えれば、意見は自然と生まれてくるのかもしれません。
その機会を、少しずつ増やすことができればと思います。